【告知】ケチャまつり2024

今年もやります。芸能山城組のケチャまつり!マサオカも、まつり仲間「愛知のかとうさん(本名・笑)」として、全日程参加します!

芸能山城組創流五十周年記念ケチャまつり
2024年7月31日(水)~8月4日(日)
会場:新宿三井ビルディング55ひろば
初日は、16:00頃~宵宮としてスタート、各演目を公開リハーサルとして上演し、21:00終演。
二日目以降は、14:00頃から各露店が開店、15:00頃から、各演目スタートし、21:00までに終演。
最終日は各演目、おおよそ1時間前倒しで上演し20:00終演
◇主な演目:
バリ島の巨竹アンサンブル<ジェゴグ>の演奏と手ほどき
みちのくの太鼓華の競演<じゃんがら念仏踊り><鹿踊(ししおどり)>
ジョージア伝統合唱・ブルガリア民族合唱
大道芸 元祖山城流バナナのたたき売り
バリ島の青銅の交響楽<ガムラン>の演奏と踊り
バリ島の呪術的合唱舞踊劇<ケチャ>

(※以下の告知文には、マサオカの私的見解がかなり含まれております。芸能山城組とケチャまつりに関する正確な情報は、リンク先の公式サイトもぜひご覧ください!)
2024年は芸能山城組にとって、とても大きな節目の年。創流五十周年というのは、今から50年前の1974年に、バリ島の人以外による、ケチャの全編上演に世界で初めて成功したという「実績」に基づいています。
・・・ケチャってあれだよね、薄暗いところで輪になって、チャチャチャチャ・・・とか言って怪しい踊りのやつ・・・う~ん、まあ、そういう風にしか見てくれない人も多数とは思いますが、あのリズム感だけでも、考えてみてくださいよ。イマドキなら、16ビートのポップミュージックがあふれ、日本語も見事に16ビートに載せてラップしまくるなんて音楽が流行ったりするご時世ですけど、1974年ですよ!昭和49年です。その頃流行ってた音楽で16ビートなんてあったっけ?ってことですよ。それともうひとつ重要なのは、バリ島人のリズム感。あの人たちはね、5~6人集まって米つきなどを始めると、ひとりひとりは簡単なリズムでトン・トン・ン・トントン・・・って、でもそれが、だんだんリズムをずらし始めて、トコタトコタトコタトコタトコトコ・・・なんて、見事な16ビートになっちゃう人たちなんですわ。別に誰かがこうしよ!って言わなくてもそうなっちゃう。それを日本人がまねようとしても、みんな同じリズムにそろえようと、つまり、つられちゃうから、リズムをずらせない。16ビートにはなかなかはまらない。西洋文化圏の人たちも同様で、いろんな人たちがチャレンジしたけれども、ちっともうまくいかなかった。それを、バリ島の文化を学び、ひたすら「真似る」ことから始めて、ようやくケチャ全編上演こぎつけたというのが、50年前の芸能山城組創流の時だったのです。もちろん、当時約10歳(笑)のマサオカがそんなことを知るはずもなく、大学生であった80年代後半に、ケチャを知り、さらに、それを上演する日本人集団がいると知り、しかし、更なる紆余曲折の末、たまたまなご縁でケチャまつりに、まつり仲間として初参加したのが2000年。わたしもかれこれ25年くらい前から関わってるんですね~。・・・と、すみません、ケチャのことを語り出すと、いつもこんな風にとりとめなくなってしまいます・・・。
とにかく今年もケチャまつり。一度は観に来てほしいですね。まつりの準備は既に始まっています。本番直前の7月28日(日)には、わたしも本番会場での設営準備に加わり、かつ、ケチャの場当たり稽古に参加してきました。

そうそう、もうひとつだけ!ケチャまつりで、意外に知られていないけど、最も重要なこと。まつりの内容のことではなく、この祭り、いわゆるイベント屋のイベントじゃないんです!
どういうことか?というと、準備から撤収までぜ~んぶ、山城組の組員さんと我々まつり仲間でやります。そこがまたこの祭りの面白いところ・・・というか、本来の祭りの、あるべき姿を実践してるんですね~。で、これはお仕事ではないので、正組員さん含め、全員すべて手弁当で参加しています。ワタシのような職業演奏家は本来ここには入れないのですが、教員時代からの流れで何となくずーっと参加させてもらってます。わたし自身ももちろん手弁当。ギャラなどいただけるわけがありません(笑)。研修活動と位置付けて参加してる感じですね~。

そんなこんなで、今年のケチャまつりは7月31日(水)からスタート。みんな、西新宿超高層ビル街。都庁の少し手前、新宿三井ビルのふもとの55(ゴーゴー)ひろばへ、ゴー!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする